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黒板のある教室へ

2024年12月6日

マイサ先生の寺子屋に小さな黒板が届きました。窓に立てかけられた黒板の前で学ぶ子どもたちの姿と元気な声が、写真や動画から伝わってきました。

マイサ先生から「子どもたちのために黒板か白板、そして冬を少しでも快適に過ごせるようカーペットや椅子を支援してもらえないか」と相談を受けました。彼女は兄弟の住むアパートの一室に身を寄せ、自分の子どもたちと共に暮らしています。朝になると寝具やマットを大急ぎで片付け、その部屋を子どもたちのために開放し、寺子屋として使っているのだそうです。

息子たちは数日間あちこちを探し回り、ようやく小さな黒板を手に入れることができました。白板も見つけたものの、マーカーがなく断念したそうです。こうして手に入れた黒板は窓に立てかけられ、そこで授業が行われています。送られてきた写真には黒板の前に集う子どもたちの姿があり、元気な声が響く動画からは、学ぶ場を得られた喜びが伝わってきました。

驚いたのは、その窓のガラスが割れていなかったことです。息子によれば、隣家の壁がすぐ目の前にあるため、爆風の被害を免れているのではないかとのことでした。偶然にも守られたその空間で、子どもたちは安心して学んでいます。

次は、椅子やカーペットなど備品の支援を検討しています。小さな一歩ですが、子どもたちが落ち着いて学べる環境づくりは、確かに前へと進んでいます。

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