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ハンユニス再び ― 寺子屋の復活に向けて動き出しました
2025年10月14日
停戦を迎えたガザで、人々は瓦礫の片づけを始めています。
ハンユニスの寺子屋も再開に向けて動き出しました。
すべて手作業で、一歩ずつ復興へ向かう日々が続いています。

停戦となり、人々は助け合いながら瓦礫の片づけを始めています。
半壊した住居から瓦礫を運び出し、通りに集める。
次に、その瓦礫の山を少しずつ片づけ、通りの半分だけでも車が通れるように整備していく――
そのすべてが手作業によるものです。
しかし、2年間の苦難を生き抜いた人々は本当に強い。
ハンユニスのもと寺子屋周辺でも、撤去作業が粛々と進められています。
市場にも少しずつ店が戻り始め、今ある限りの品物が並ぶようになりました。
物価はピーク時ほどではないものの、依然として高く、
かつて1シェケルだったコーラが今では15シェケル。
ヤスミンが息子たちに「誰がそんなものを買うの?」と尋ねると、
「戦争中に横取り商売で儲けた人たちだよ」との答えが返ってきたそうです。
どの時代にも、どこにでもいるものです。
停戦の第一段階ではありますが、立ち止まってはいられません。
新婚ほやほやのマッスーシーは、「おやつクラブ」がない日にはマワシからハンユニスへ向かい、
借りていた部屋の瓦礫撤去に汗を流しています。
「おやつクラブ」を「子ども食堂」に戻すこと、
そしてハンユニスの「寺子屋」を再開すること。
これが次の目標です。
ムハンマドの骨折が治れば、復興へのスピードはきっと2倍になるはず。
ガザの人々は、再び立ち上がり、一歩ずつ未来へ歩み始めました。
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