笑顔の裏にある本当の願い:おやつクラブ継続と、寺子屋再建へ
- Maryam
- 2025年12月4日
- 読了時間: 3分
マワシ地区で子どもたちの居場所を支えてきた「おやつクラブ」のスタッフが、教育活動の本格再開を目指し、ハンユニスへ戻りました。しかし、これは「おやつクラブが終わる」という意味ではありません。
「おやつクラブ」は継続します。今の子どもたちに、なお必要不可欠な時間である――現地スタッフ全員がそう判断したからです。
ハヤートナは、イギリスの教育支援者と連携しながら、ムハンマド先生、ムハンマド、マッスーシーを中心に、保護者とも密にコミュニケーションを取っています。「子どもたちに本当に必要なもの」を、机上の理論ではなく、日々の対話と観察から取り戻しているのです。
夜になると、子どもたちは激しい空爆の記憶や、兵士が銃を持ってやってくる夢にうなされ、突然泣き出すことがあるといいます。写真や動画の中で見せる笑顔は、「大人を安心させたい」「自分も頑張りたい」そんな小さな胸の奥から絞り出された勇気なのかもしれません。
その笑顔に込められた意味が、平和な国の私たちの想像とは違うこともある――そのことに、静かに気づいていたいのです。
おやつは贅沢品?
日本では、第二次世界大戦中の標語「ぜいたくは敵」に象徴されるように、戦時下の「おやつ」を“贅沢品”と捉える感覚が残っているかもしれません。しかし、今のガザでは その言葉の意味がまったく違います。
ガザで使われる「おやつ」「アパート」「テント」といった言葉は、私たちがイメージする生活レベルとは全く異なります。
ハヤートナが、この集まりをあえて 「おやつクラブ」 と呼んでいるのは、それが単なるお菓子の時間ではなく、
心のケア(セラピー)
集団活動の学び
子どもたちの「安心」を取り戻す時間
だからです。
子どもたちが小さなビスケットを手にするとき、そこには 栄養だけではない意味が込められています。
分け合う経験
頑張っている自分へのご褒美
支えてくれる人への感謝(神様も含めて)
そして、誰かに守られているという感覚。
この時間は、“食べる”ためだけではなく 生きる力を取り戻す場なのです。
今後の方針:二本柱で進めます
今後しばらくの活動は、次の二本柱で続けていきます。
① 「おやつクラブ」
心のケアとコミュニケーションを兼ねた、子どもたちが安心できる時間
② 「寺子屋の再建」(IT環境も含めて)
本格的な教育の復興への準備と実行
焦って大きな成果を求めず、今、できることを、現地と話し合いながら、一つずつ積み上げていきます。
これからも、どうか見守ってください。子どもたちの小さな前進を、共に支えていただけたら幸いです。
お買い物でのご支援もございます。
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