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手のぬくもりが残る場所― マワシのおやつクラブと子どもたち

  • Maryam
  • 2月3日
  • 読了時間: 2分

マワシ地区は、比較的早い時期から多くの避難民が集まり、テントでの暮らしが長く続いてきた場所です。映像を通してその様子を見つめていると、ここが人の営みを受け止める場所として、すでに限界に近づいていることが伝わってきます。


一つのテントに重なるように生きる家族たち。狭さと息苦しさが、日常の背景になっています。だからこそ、自分の暮らすテントよりも少し広い「学校のテント」と、体を伸ばせる放課後クラブ(おやつクラブ)は、子どもたちにとって、ただの場所以上の意味を持っています。


その居場所が、失われるかもしれない――そんな不安が漂った時期がありました。しばらくの休止を経て再開された日、そしてその次の回も、子どもたちは先生やマッスーシーのもとへ駆け寄り、競うように手を差し出したそうです。


小さな手。言葉にならなかった思い。「ここにいていい」という確かめ。そのすべてが、ほんの一瞬のぬくもりに宿っていたのかもしれません。


彼らは、これからそれぞれ違う道を歩いていきます。遠くへ行く子も、思いがけない場所に立つ子もいるでしょう。けれどいつか、人生のどこかで立ち止まったとき、理由もなく思い出すことがあるかもしれません。


砂の上で交わした握手の感触。誰かの手の温度。名もない午後の、確かな時間。

それが、彼らの中で静かに灯り続けるものでありますように。

ひしめき合うテントの中で、少しだけ広い場所、少しだけ自由な時間。マワシのおやつクラブは、子どもたちが「子どもでいられる」場所です。

 
 
 

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