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子どもたちの「ひと時」を守るために

  • hayaatnaweb
  • 4月18日
  • 読了時間: 1分

4月1日、アイード最終日にマイサ先生と会いました。連日の攻撃で疲労が色濃く、彼女は「もし退避命令が出たら子どもを安全に避難させる自信がない」と語り、4月2日と3日の2日間は休校を決断しました。子どもの数は増え続けており、ラファからの避難者が増加している証でもあります。息子たちの地区でも「次は自分たちかもしれない」と退避の噂が広がっていました。

休校の間、私は不安を抱えながらマイサ先生の判断に従うことを決めました。4月4日、ファラフェルを買いに訪れた彼女は「子どもたちのサンドイッチ代を稼がないとね」と代金を払い、「明日から授業を再開する」と話しました。「たとえ1人でも来るなら先生は待っていなくちゃ」と。

翌日、4月5日。子どもたちは次々に教室へ集まり、予定では短時間の授業のはずが、結局普段通りの授業となりました。攻撃に怯えた表情も、学び合ううちに次第に笑顔に変わっていったそうです。その「ひと時」を守るために、マイサ先生やサマール先生、息子たちが懸命に動いている姿には頭が下がります。

私たちガザの外にいる大人も「できる支援」を続けなければならないと痛感しました。けれど4月13日、隣接地区に退避命令が出たと息子から連絡が。無事との知らせは届きましたが、眠れぬ夜を過ごしています。

 
 
 

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