10月28日のおやつクラブ ― ミニコンサートと子どもたちの小さな日常
- Maryam
- 5 日前
- 読了時間: 2分
10月28日の「おやつクラブ」は、最近ちびっこたちに大人気の「ボール集めゲーム」で幕を開けました。先生がルールや注意事項を説明している間、どの年代の子どもたちもお行儀よく座り、耳を傾けていました。
ムハンマド先生は、運動を兼ねたゲームやお絵かき、歌とダンスだけでなく、読み聞かせの時間も設けています。その中で、思いやりやルールを守ることの大切さを、子どもたちが自然に感じ取れるような教育を行っているのです。本当に頭が下がります。
ゲームのあとは、「おやつクラブ」のアイドルがミニコンサートを開きました。ボール集めでも負けん気を見せていたその子が、今度はセンターでノリノリ!「私を見て!」とばかりに、指先まで気合の入ったダンスを披露すると、他の子どもたちも一緒に盛り上がりました。
そしてお楽しみのおやつタイム。この日はひとつずつパックされたクリームサンドビスケット。クリームのフレーバーはそれぞれ違っていましたが、いつも通り、みんなに平等に一枚ずつ配られました。
メディアでは、空の鍋を持って炊き出しに並ぶ子どもたちや、悲しそうな表情の写真が多く報じられます。それは、そうした「姿」を期待する平和な場所の人々の固定観念に応えるためなのかもしれません。けれど、占領という現実の中でも、ガザの人々は私たちと同じように「日常」を生きています。命があり、生きる権利があり、そして、輝く瞬間がある。家族を思うこと、誰かを好きになること、喧嘩をして仲直りをすること――笑いや涙、喜びも悲しみも、すべては私たちと何も変わらない「人生の営み」があるのです。
このブログでは、そんなガザの人々の、希望と抵抗と日常の表情を、これからもお伝えしていきたいと思います。



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