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笑顔が戻った日 ― おやつクラブで開かれた小さなお誕生会

  • Maryam
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

10月26日のおやつクラブは、楽しい企画が目白押しでした。その日の最大の目玉は「お誕生会」。

ケーキはありませんが、バースデーガールのジュリアちゃんが画用紙で作ったとんがり帽子をかぶり、その周りをお友だちが手をつないで歌いながらくるくると回り始めると、まるでお誕生日ケーキのロウソクのよう。ムハンマド先生、演出の才能もありますね。

空爆が再開されてから、送られてくる子どもたちの表情がどこか硬く感じられていました。けれど、この日は違いました。お誕生会や球拾いゲームで「集める」「集まる」というアクションを通して達成感を味わい、笑顔が少しずつ戻っていったようです。

お楽しみの小さなおやつの時間もありました。お誕生会ですから、一人に小さな袋菓子が一つずつという、大奮発。これも日本の皆様の支援のおかげです。最後には、ハヤートナの活動をコツコツと支援してくださっている「SAKABEKO」さんへ向けて、「シュクラーン・サカビ~コ〜!(ありがとうSAKABEKO!)」の大合唱。

「おめでとう」「頑張れ!」「やった〜!」「ありがとう」――そんな言葉が飛び交う、心の栄養がたっぷり詰まったおやつクラブでした。


子どもたちが立つ場所は、政治や経済の上では「他人のもの」とされてしまった場所かもしれません。けれど、精神文化は誰にも支配されない自由なものです。

私たちには政治をすぐに変える力はありません。それでも、子どもたちの心を健やかに育むサポートはできるはず。

すぐに何かが変わらなくても――あきらめずに、活動を続けていきます。

「ありがとう皆様!」

一人一袋ずつ。家族のために持って帰る子もいたかも。
一人一袋ずつ。家族のために持って帰る子もいたかも。

 
 
 

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